知っておきたいスノーボードの専門用語
スノーボードには様々な専門用語がある。それはスノーボード用品にまつわることから、ゲレンデ内外での天候やコンディション、トリック名やテクニックなどに関することまで挙げるとキリがなく、
スノーボードを始めたばかりの人は戸惑うことも多くあるだろう。
「別に意味がわからなくても滑れればいい」
元も子もないことを言えばそうである。
確かに用語がわからなくとも、とりあえずちゃんとした道具が揃えばスノーボードを楽しむことはできる。
始めたてはそれで良いと思う。
ただ人間は楽しくなってくると、自然に向上心と好奇心を掻き立てられるものだ。
「飛んでみたい」「あの尖った板はなんだろう?」
そう考え出した時に、そのジャンルに合った専門用語を理解できていないと見当違いのギアを購入したり、間違った練習に時間を費やすことになってしまう。
そこで今回は、スノーボーダーが最低限知っておきたい専門用語をピックアップしてみた。
「逆エッジ」
谷側のエッジがかかってしまうことによる急激な転倒。
頭部を打ったり、腕を痛めたり、非常に危険なコケ方。
しかし、仲間達には結構ウケる。
仲間が誰も見ていない時はただただ地獄である。
「スネーク」
順番抜かしのこと。
リフト、パークで並んでいる時などに横入りすることへ対して用いることが多い。
オジさんスキーヤーがリフト待ちで隙間をグイグイ攻めてくる行為が「スネーク」に該当するかどうかはグレーゾーン。
「ポンコツ」
ブーツを忘れる、車の鍵を落とす、すぐはぐれる、クレープを買った直後に落とす、このような人達のこと。
「ODJ(オナニーディスクジョッキー)」
駐車場で車から大音量の音楽を流している人達のこと。
例・「ODJさん!あなたがセレクトした曲に、周りはそんなに興味ありませんよ!」
「M字開脚」
女性が板を履いたまま体育座りしている状態。
男子は必ずチラ見している。
「カチンコチンコ」
かなり寒い日だけに稀に見ることができる異常に収縮したチンコのこと。
[類義語:カッキンコッキンタマ]
「昔は出来た」
おじさんスノーボーダーがついつい言ってしまう用語。
言ったらダサいと分かっていながら、どんどん動けなくなってくる老いとの葛藤を表す。
あんまり言ってくるおじさんには、何も応えずそっとしておいてあげるのがゲレンデマナー。
「っだは〜っ、、ぃじょっ、ぶぅ〜ふぅぅぅ、、」
転んで胸を強打し呼吸ができないが、心配する仲間に「大丈夫」アピールをするときに用いる。
「だいじょうぶ」と言おうとしているが、だいたい大丈夫ではない。
「あ、、あれ、、?おかしいな、、、」
滑った翌日の朝、ベッドから身体を起こすことができない時に使う用語。
逆エッジが原因。
「スノボ」
これはご存じスノーボードを略した言い方。[同義語:スノボー]
スノーボード中級者になるとスノーボードのことを「ボード」と呼び出し、「スノボ」と言う人のことを若干馬鹿にする者が現れる。
例・「あのスキー場スノボちゃんがたくさんいてウザイ」
上級者、プロになると言い方なんかどうでもよく、一周回って「スノボ」と言い出すこともあり、「スノボちゃん」などと初心者を馬鹿にすることはない。
「スノボ」と言う人を馬鹿にしているのはたいがい中途半端な中級者か自称上級者である。
以上の用語を正しく活用して、豊かなスノーボードライフにしよう。