

NAOKI UTSUMI
『作品はみんなで作り上げるものだと思うんです』
フィルマー
スノーボーダーが華麗に宙を舞い、真っ白な雪が美しく弾ける。見とれるような映像美はまるで自分がそこにいるかのような錯覚さえ覚えてしまう。そんな映像の世界で多くの作品を世に送り出している目下大注目のフィルマー、内海直紀が今回のお相手。作品作りにかける想いやフィルマ ーならではの裏話を聞いた。

内海さん本日はよろしくお願いします。フィルマーにじっくりお話を聞ける機会もなかなかないので、今日は楽しみにしています。

はい。こちらこそよろしくお願いします。僕なんてまだペーペーですが(笑)

そもそもなんですけど、フィルマーは映像撮影をするカメラマン、という認識であっていますか?

まあ、それで合ってると思います。 確かにフィルマーって呼び方は一般にはあまり馴染みがないかもしれませんね。
映像を撮るのはもちろんですけど、編集なども僕はやっています。

へ〜、撮って編集まで。ということは作品作りはほぼお一人でやっているということですか。

作品作りにはライダーやメーカー、クライアントやスポンサーなどたくさんの方が関わっています。作品はみんなで作り上げるものだと思うんです。そのうちの撮影と編集を僕がやっているだけですよ。

なるほど。全員で作り上げるという意識なんですね!

どれか一つが欠けても作品は作れませんからね!チームワークは非常に大事だと思います。

ところで、フィルマーになるキッカケのようなものはあったんですか?

はい。実は僕、フィルマーになる前はライダーをやっていたんです。自分で言うのもなんですけど、結構頑張ってました(笑)大会にも出たりとか。

そうなんですね!

プロライダー時代の内海。本人は控えめに語るが、内海はJSBA全日本選手権で優勝を果たしたほどの実力者だ。

ただやっぱり怪我などもあっていろいろ悩んでた時に、ずっと興味があった映像の世界が気になりだし て、、、
もともとキャメラとかいじるの好きでしたし。

キャメ、、?え?何をいじるのが、、、?

あ、カメラです。カメラ。すみません、ついいつものクセで(笑)

あ!カメラ!へ〜やっぱプロは発音も違うんですね〜!なんかかっこいいなぁ〜!!

え、、、、、、

そうですか?

はい!キャメラなんて芸能関係の人が言いそうじゃないですか!それをサラッと言えちゃうなんて、プロっぽくてカッコイイですよ!まあ内海さんはプロなんですけど(笑)

いやぁ〜、特に意識したこともなかったんですけどね!!そっかぁ〜一般の人はキャメラって言わないんだぁ〜、へぇ〜、全然意識したことなかったなぁ 〜

やはりこうやって直接お話を聞かないとわからないことってあるもんですね!
それで、話を戻しますと、もともとライダーで大会などにもバリバリ出ていたと。

ええ、そうなんです。その頃から映像とかは遊びで撮ったりしてたんですよ、

キャメラ、、、でね。

、、、あ、、、なるほど。そうなんですね。ライダーだった経験が何かフィルマーの活動にも活かされていますか?

もちろん!キャメラを持ったまま滑りながら撮ることもあるので、