
SSQ第4弾
読者から寄せられた疑問、質問、お悩みにSPINSPIN編集部がお答えするSPIN SPIN QUESTION 略して「SSQ」第4弾。どんなに些細なことでも池上彰ばりにお答えしちゃうぞ!
リフト待ちで、、、

ひろ子/10代女性
リフトに並んでいる時、おじさんスキーヤーはなぜあんなにグイグイ隙間をぬってくるのですか?
数人抜かしたところでそんなに滑走本数が変わるとは思えませんし、順番を抜かされた周りの舌打ちなども聞こえていると思うのですが、、、それでもおじさんスキーヤーがアグレッシブに隙間を攻め続ける理由を教えてください。

ひろ子ちゃん、これはみんなが疑問に思っている良い質問だね!
確かにリフト待ちでおじさんスキーヤーの1センチでも前に進もうとするあのストイックさには驚きを隠せない。少し進むたびに後ろからこっちの板にコツコツ当て込んでくる時のプレッシャーなどは日常では味わうことができない、なかなかシビれる瞬間だ。
ブン殴ってやろうかな、って思うよね!
そんなおじさんスキーヤーが前へ前へ攻め続ける理由、それは、、、
エナジードリンクを飲んでいるからさ!!!

これで完全にキマってしまっているので、はやる気持ちを抑えられないんだ。
たまに摂取量を間違えたのかあまりにもゴリゴリ攻めすぎて周りの迷惑になってしまっているおじさんスキーヤーもいるから、そんな時は、
「おい、殺すぞ」
と一声かけてあげると良いかもね!
リフトに乗っていると、、、

ユキ/20代女性
リフトに乗っていて気づいたことがあります。それは下を滑っている人がたまにこちらをチラ見するのです。あれ?知り合いかな?と一瞬思うのですが、どうやら違うようです。
しかもそのような人を一日に何度も見かけるのです。あの人達は一体何なのでしょうか?気になって夜も眠れません。

なるほど!素晴らしい観察眼だね!
滑りながらリフトのほうをチラ見してくるスノーボーダーは確かに存在する。
その人達は一体何者なのか?ユキちゃんが疑問を抱くのも至極当然。
SPINSPIN編集部が責任を持ってお答えしよう。
その前に、その人達を見かけた時の状況を今一度思い返してみてほしい。そうすると「ある共通点」が浮かび上がってくるはずだ。
「チラ見してくる前に何かしらのトリックを決めている」
ということ。
グラトリ、地形、パーク問わず、リフトをチラ見するスノーボーダーはリフトに乗っている人から見える場所でトリックを決めていたはずだ。
本来スノーボーダーというものは「イエー!」や「すご〜い!」と言われたい生き物なので、渾身のトリックが決まった時に誰かが見ていてくれないと寂しさを感じてしまうんだ。
ただし、その歓声を自ら欲しがってしまうとそれはそれでダサくなってしまう。
なので誰も見てなかったなと判断した場合は(いや、これくらい余裕なんで)という雰囲気を出して滑り去るのがベターなのだが、チラ見するスノーボーダーはその欲しがりが隠しきれない「欲しがりボーダー」なんだ。
(誰か、見ててくれたかな!?)という気持ちを隠しきれず、ついリフトの人へ目線が泳いでしまうだけで彼らは人畜無害。
なので次からチラ見をされた時には心の中で、