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全スノーボーダーの憧れ、「バックフリップ」

後ろに宙返りするこのトリックには、そのスノーボーダーの個性が色濃く反映される。

先日、このバックフリップがニュージェネレーション達によって新たな進化を遂げた。その最新クリップをいち早く入手したのでご紹介しよう。

解説も掲載しているので合わせてご覧いただきたい。

「ニューバックフリップ」時代の幕開けである。

ニューバックフリップ その1

スノーボード高飛び込み

スノーボード高飛び込み
スノーボード高飛び込み

スノーボード高飛び込み

00:08
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[解説]

このバックフリップに別名を付けるならば、「諦めない心」だろう。

なかなか素人には気付けない部分ではあるのだが、よく見るとリップを抜けて体が90度回る少し手前で実は一瞬諦めかけているのだ。

​諦めかけて一瞬頭を起こそうとするが、己に打ち勝ちそこから頭を入れ込むことにより、見事な着雪をやってのけたのだ。

この日は非常に深いパウダーだったにもかかわらず、着雪時のスプレーはほとんど上がっていないのが分かる。これは着雪が非常にスムーズだった証拠で、かなりの高得点が期待できる。

まさに「諦めない心」が掴みとった執念の演技と言える。

ニューバックフリップ その2

霧隠れ

霧隠れ
霧隠れ
00:10
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​[解説]

リップを抜けた直後にしっかりとランディングポイントを確認し、そこから狙いどうりの姿勢で力強く首から着雪させていく。ソールもきれいに上を向いている。

お手本のような「頚椎イナズマ落とし」である。

ただ目を見張るのはそこからだ。着雪時にスプレーが一瞬上がるが、そのスプレーが消えた瞬間、「立っている」のだ。狐につままれるとはこの事である。

E難度の「頚椎イナズマ落とし」を決めた後スプレーが晴れる一瞬のうちに体を反転させるなど誰が想像しただろうか。「霧隠れ」と命名する。

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