宮崎駿氏とスノーボードの関係
〜天空の城ラピュタ編〜
日本が世界に誇る映画監督でありアニメーター、「宮崎駿」氏。
ルパン三世 カリオストロの城
風の谷のナウシカ
天空の城ラピュタ
となりのトトロ
千と千尋の神隠し
もののけ姫
魔女の宅急便
紅の豚
などなど、、、
監督作品を挙げればキリがないが、その全ては名作として知られ、長い時を経ても多くの人に愛され続けている。
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誰もが一度は観たことがあるであろう作品を生み出してきた宮崎氏。
実はこの宮崎氏、ゴリゴリのスノーボーダーである。筆者の友人の後輩の母親が家によく来る生協の人から聞いた確かな情報だ。
にわかには信じ難いかもしれないが、よくよく彼の作品を観返してみると、明らかにスノーボーダーが口にするとしか考えられないセリフが随所に散りばめられているのだ。
スノーボーダーが観ればすぐにピンとくるセリフの数々をスノーボードをやらない人にも違和感なく観れるように劇中に盛り込む宮崎氏の手腕とスノーボード愛にはただただ感服するのみである。
では一体どんなセリフがあるのか。今回は不朽の名作『天空の城ラピュタ』から一般的にメジャーなものからマニアックなものまでいくつかのセリフを検証してみよう。
『バルス』
あまりにも有名、宮崎作品を代表する名台詞。物語では「滅びの呪文」として使われているが、スノーボーダー的にはどう考えても「逆エッジを食らった時に出る言葉」だ。
雪面に体が叩きつけられる瞬間、反射的に口にしてしまう「バルス」。「滅びの呪文」とはある意味上手いことを言ったものである。
一般的に体が砕け散る時に使う言葉は「アベシ!」「ヒデブ!」だが、それは世紀末の話であってリアルではない。リアルスノーボーダーは「バルス!」である。
そして逆エッジで混濁した意識の中で「全然大丈夫。救急車は呼ばなくていいよ」と言おうとして実際に口から出てくるのが、
『リテ・ラトバリタ・ウルス・アリアロス・バル・ネトリール』(我を助けよ、光よ甦れ)
なのだ。
シータも驚く呪文コンボである。
『40秒で支度しな』
これは海賊のドーラが主人公に言うセリフで、ラピュタファンにとっては馴染みのフレーズである。これは言わずもがな、朝いちパウダーの奪い合いにおいてタラタラ準備する仲間に対して殺意を持って投げかける催促の言葉だ。これを言われたら「40秒で支度しないと殺される」という自覚を持ったほうがいいだろう。
『流行りの服は嫌いですか?』
いきなりマニアックなチョイスだが、ロリコンのムスカがシータに対して言うセリフだ。これは完全に、オススメのウェアを買い渋る客に対してスノーボードショップの店員がイラっとして浴びせてくる言葉である。皆さんも言われた経験があるはずだ。やはりウェアは自分の気に入った物を選びたいものである。
『ふっはっは、見ろ!!人がゴミのようだ!!』
これも非常に有名。リフトの上からゲレンデを見下ろしながら言うのがマストだ。
『どーおだ、欲しいか!お前らにはたっぷり縄をくれてやるわい!』
ドMのスノーボーダーが言われるとゾクゾクするセリフ。
『へぁぁー、はぁぁ、目がぁー!目がぁぁーぁぁぁぁ!!』
目にゴミが入った時使う。
いかがだろうか。宮崎氏のスノーボード愛が伝わってきたはずだ。もしまだ天空の城ラピュタを観ていない方は、ぜひスノーボードを連想しながら観ていただきたい。