How To ゲレンデマジック Vol2
今回は、以前好評を博した「How Toゲレンデマジック」のVol2をお届けする。
Vol1を見逃した方は、それを読んでからこのVol2をご覧いただいた方がよりゲレンデマジックへの造詣を深めることができるだろう。→「How Toゲレンデマジック」Vol1へ
まず改めて確認しておきたいのは、ゲレンデマジックで一番得をするのはブス&ブサイク(以下B&B)だということ。
普段の生活では箸にも棒にも引っ掛からない日陰での生活を余儀なくされるB&Bが、ゲレンデに立つだけでチヤホヤされるチャンスを得ることができるのだ。
まさに魔法、「ゲレンデマジック」と言われるゆえんである。
Vol2でもその魔法をより効果的にするためのテクニックをご紹介する。
ちなみに、私はB&Bなんかじゃない!という方は今すぐにこのサイトを閉じて、アプリで加工しまくったセルフィーをSNSに投稿していただいてて構わない。
ゲレマジテクニック:『いい匂いをさせろ!』
ゲレンデマジックは視覚的な効果がほとんどを占めると思われがちだが、「嗅覚」にまで気を使えてこそゲレマジ上級者と言える。
自分の横を駆け抜けて行ったスノーボーダーからフワッと良い香りがしたら?
リフト待ちで前の女性から清潔感のあるシャンプーの良い香りがしたら?
きっと見た目以上の好印象を抱くはずだ。
大自然のゲレンデという開けた場所だからこそ、逆にその印象は強く残るのである。
『いい匂いをさせろ!』女性編
まず女性がアピールしやすいのはやはり髪の毛だろう。
ゲレンデへ行く前日もしくは当日の朝には、シャンプーとトリートメントをそれぞれ一本分使い切るくらい入念に洗髪しよう。
もちろんトリートメントは洗い流さないこと。
次に、これが一番大事なことなのだが、
「グローブの中にトリートメントの原液を流し込んでおく」
思考が柔軟なB&Bならピンときたかもしれないが、これは滑っている間に弱まってきた髪の香りを補充するテクニックなのだ。
グローブの中にトリートメントの原液をパンパンに仕込んでおけば、ゲレンデにいながら髪の毛を梳かすフリをしてさりげなくトリートメントを補充できるのである。
これであなたは間違いなくゲレンデで一番「いい匂いがする女」になれるだろう。
ただ、一つ注意点がある。
「シャンプーの原液と間違えないようにすること」
時期によっては雨や湿った雪が降ったりすることもある。そんな状況でシャンプーを髪に塗りたくっていると
「あの人、泡立ってない!?」
と言われてしまい、逆効果になりかねないので気をつけていただきたい。
『いい匂いをさせろ!』男性編
次に男性の場合だが、男性スノーボーダーはアクティブに動くためどうしても汗をかいてしまう。
汗臭くなってしまうのはいただけない。
そこで使用したいのが「ファブリーズ」だ。
スプレーするだけで除菌と消臭をしてくれる汗っかきにはもってこいのアイテムである。
事前にウエアにびっしりと吹きかけておくのは基本中の基本だが、できれば滑走中にも吹きかけたいのが正直なところ。
そんな時役に立つのが、
噴霧器である。
噴霧器とは液体を霧状に噴射する機械だ。
エンジンをかけてレバーを握れば、タンク内の液体が霧状となってノズルの先端から噴射されるのである。主に農業などで使用されている。
この噴霧器にファブリーズをいっぱいに入れて、前方へ噴射しながら滑れば、滑走しながらでも全身にまんべんなくファブリーズを浴びることができるのだ。
そのまま誰かの横を通り過ぎれば、
「あ、良い匂い、、」
という声が後ろから聞こえてくるかも知れない。
女性編と男性編に分けてご紹介したが、焼肉やカレーの匂いでおなかが空くように、嗅覚は視覚以上に想像力を掻き立てる感覚である。
つまり嗅覚はゲレンデマジックととても相性の良いツールの一つなので、B&Bの皆さんにはぜひ実践していただきたい。
もちろん髪の長い男性がトリートメントを実践しても良いし、女性が噴霧器を背負ってもまったく問題ないのでご安心を。
TPOに合わせて使い分けて欲しい。
B&Bに素敵な魔法がかかりますように。