スノーボードで悩める人達へ
できるようになりたいトリックがあるがどうしてもできない、、、
このような壁にぶち当り、悔しくて眠れない夜を過ごしたことが誰しもあ るのではないか。
近年ではエアーマット、サマーブラシ、ウォータージャンプや屋内ハーフパイプなど、オフシーズンでも思う存分オフトレを行える施設が充実しており、雪が無くともスキルアップを図れる環境がある。
当然、向上心の強いスノーボーダーはこのようなオフトレ施設で練習に励んでいることだろう。
しかし、思うような成果が上がらない、、、と嘆く声もたまに耳にする。
上記いずれのオフトレ施設もジャパンクオリティで素晴らしい環境を提供してくれていることを考えると、成果が上がらない原因はもしかすると他にあるのかもしれない。
そんな頑張っているけど成果が上がらないと嘆くスノーボーダーの一助になればと今回筆をとった。
日本のオフトレ環境は世界でも群を抜いて素晴らしい。
また、トリック等技術習得のため のハウツーはインターネットなどをはじめ巷に溢れており、ノウハウも比較的手に入れやすいはず。(情報の選択は必要だが)
これほど整った環境でも成果が上がらないとすると、考えられる原因は限られてくる。
筆者は「根性で一点突破」と主張する昭和的考えの精神論者ではないつもりだが、根性論を全否定するつもりもない。
スポーツや武道において「心・技・体」を重んじるのであれば、「心」の一端を担う「根性」も軽んじるわけにはいかないと考える。
現に、キャプテン翼の選手達はガッツが足りないと必殺シュートを打つことができない。
キーパーに至っては一体どのような気合の入れ方をしたのか、テンションがおかしな方向に向かいつつも神がかり的セーブでゴールを死守している。
つまり、いくらオフトレ施設に足繁く通おうとも、「心」すなわち「気持ち」が弱ければ成長はないのである。
では「心」を研ぎ澄まし、「気」を高めるために必要なこととはどんなことなのだろうか。
「気を高める」などと聞くと仙人修行や怪しい宗教を思い浮かべ拒絶反応を示す人もいるかもしれないが、実はほぼ100%の日本人は幼少期にこの入り口に立った経験を持っている。
どういうことか。
ここで男性にお聞きしたい。
「かめはめ波、ガチで出そうとしたことありますか?」
女性にもお聞きしよう。
「ほうきにまたがってガチで飛ぼうとしたことありますか?」
ilikecinema.up.seesaa.net
全員「ある」と答えたはず。
むしろ「ない」とは言わせない。というか「ない」という意見は今回無視させて頂く。
そう、誰しも純粋無垢な幼少期に僕も、私もできるのでは、、、とこの不思議な力を手に入れようと本気で「気を高めた」経験があるはずなのだ。
だがしかし結果はどうだっただろう?
かめはめ波が出せただろうか?
空飛ぶ魔法を使えただろうか?
きっと出来なかったはずだ。
無理もない。あなたは当時子供だったのだから。
ではここでもう一つ質問をしよう。
「大人になって、かめはめ波と魔法にガチの本気で再チャレンジしましたか?」
ほとんどの人が「いいえ」と答えたことだろう。
大人になった今の方が幼少期より身体も技術も成熟して、かめはめ波を出したり、ほうきで空を飛べる可能性に近づいているはずなのにみんなやろうとしない。
心のどこかで諦めているのだ。
これこそがあなたの弱さ!!
「技・体」があっても、「心」が強くないとかめはめ波は出せない!!
ということでスノーボードの成果が上がらず悩んでいる人は、
オフトレ施設に行くよりも、かめはめ波とほうきで空を飛ぶ練習に力を入れるべきなのである。
向上心あるスノーボーダーがより高く羽ばたくことを願って筆を置かせていただく。
ちなみにもし、「すでに毎日かめはめ波の練習をしている」という人や「僕、マジでかめはめ波出せるんです」という人は、胸を張って精神科を受診しよう。