歓声を浴びる鉄板トリック
自分のトリックで仲間や周りのギャラリーから歓声が上がれば嬉しいものだ。
しかし最近ではみんなの目も肥えてきたせいか、ちょっとやそっとのトリックでは歓声を得ることは難しくなってきている。
それでも「歓声を浴びるトリックを習得したい!」
と思うスノーボーダーも多いはず。
かといってトリプルコークを習得したいと思っても簡単にできるはずもなく、非常にハイリスクだ。
それではトリプルコークができないスノーボーダーはずっと歓声を浴びることはできないのか。
一生「歓声を上げる側」として生きていかなくてはいけないのか。
答えは「NO」である。
トリプルコークほど難しくなくとも周囲の歓声を独り占めにできるトリックが存在する。
そのトリックとはズバリ、
バックフリップだ。
後方へ一回転宙返りするバックフリッ プ。
意外に思う方もいるかもしれないが、このシンプルなトリックはスノーボードの歴史が始まって以来、最も歓声を浴びる鉄板トリックなのだ。
コンペシーンで高得点を叩き出すために磨き上げられたスーパートリックとは違い、バックフリップはスノーボードの創世期において板を履いて宙返りするという絶大なインパクトを残したことによってギャラリーを沸かせる鉄板トリックとしての地位を確立した。
それは現在においても変わることなく、ぐるぐるスピンを回すよりも結局バックフリップが一番盛り上がったりする。
体操選手よりもただバック転ができるだけのジャニーズがキャーキャー言われるのと同じである。
つまり、歓声を浴びたいと思うならバックフリップを習得するべきなのだ。
ギャラリーを沸かせる鉄板トリックがバックフリップだということはお分かりいただけたと思うが、バックフリップとて習得するのは簡単ではない。
なにしろ体が一旦逆さになるのだからリスクもあれば、その恐怖心と闘うメンタルと当然だがそれなりの滑走技術も必要になってくる。
いきなり雪の上で一か八かでトライするのは危険だ。
まず頭が下になる感覚を地上で養おう。後方宙返りが地上でしっかりできるようになればスノーボードでも挑戦しやすくなるはずだ。
後方宙返りの練習時は補助となる人をしっかりと付けて怪我や事故を防止しよう。
補助を付けた後方宙返りの映像を載せておくので是非参考にいただきたい。
怪人の補助によるゲキレンジャーの後方宙返り模範演技
完璧である。
皆さんもぜひトライしてみよう。